書籍名 | レヴェラーズ政治思想の研究 |
---|---|
著者 |
山本隆基著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 330頁 |
発行年月 | 1986年6月 |
定価 | 3,630円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01260-7 |
本の説明 |
職人や徒弟・小農民など小市民階層を社会的基盤としてイギリス革命をたたかった急進的政治勢力=レヴェラーズを、その運動の指導者と彼らの背景、政治思想そのものの内容や性格を解明する。一部 宗教と政治/二部 イギリス革命と権利思想 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
はしがき 第一部 レヴェラーズ思想における宗教と政治 第一章 ジョン・リルバーンの初期宗教思想 一 はじめに ニ ピューリタン運動とリルバーン 三 選民意識 四 急進的聖書主義 五 千年王国思想 六 国教会批判とコングリゲーションの構想 七 消極的服従の政治思想 八 むすび 第二章 ジョン・リルバーンの中期政治思想 一 はじめに 二 原罪論・救済論と選民意識 三 神のかたちとしての理性 四 神の国と現世の国 五 国家論 六 むすびにかえて―後期リルバーンの思想 第三章 ウィリアム・ウォルウィンと反律法主義の政治思想 一 はじめに 二 反律法主義 三 愛と理性 四 政治思想 五 むすび 第四章 リチャード・オーヴァートンの合理主義政治思想 一 はじめに 二 神・自然・理性―政治思想の前提 三 寛容論争の政治思想 四 レヴェラーズ運動の政治思想 五 むすび 第二部 イギリス革命とレヴェラーズの権利思想 第五章 イギリス革命とレヴェラーズの権利思想 一 はじめに 二 前史 (一) スチュアート絶対主義の権力思想 (二) 憲法闘争期の権利思想 (三) 内戦勃発時の権利思想 (四) 小むすび 三 レヴェラーズの権利思想 (一) 長老派、独立派の権力思想とレヴェラーズの権利思想 (二) 神・自然観と権利思想 (三) 権利思想の社会・経済的性格 (四) 小むすび 四 レヴェラーズからディガーズヘの展開 (一) レヴェラーズの敗北とディガーズの出現 (二) レヴェラーズ権利思想の継承と批判 (三) 「普遍的自由」の思想とその社会・経済的性格 (四) 小むすび 五 むすび 補章一 ピューリタニズムの政治思想 ―マックス・ウェーバー理論にかんする覚書― 一 はじめに 二 ロード体制の有機体的政治思想 三 ピューリタニズムの政治思想 (一) 禁欲的個人主義とセクト形成 (二) ロード体制の解体と聖なる共同体の構想 四 ウェーバー理論の特性 補章二 最近におけるレヴェラーズ政治思想の研究動向 一 前史 二 最近の研究動向 文献目録 人名索引 |